東急不動産HD社長 大隈郁仁氏に聞く リーマンショック前と似ているのか 金融と外資の動きに違い
住宅新報 2018年1月30日 号 4面

大隈郁仁社長
――2年ほど前から不動産を取り巻く状況はリーマンショック前に似ていると、警戒感を示されていた。現在はより類似点が強まっているとも思えます。
「一度経験したことは非常に記憶に残る。リーマンショックの後に、利益の出る優良物件を幾つも売って損失の穴埋めをしたので、状況の変化には大いに気を配っている。振り返って思うのは、マーケットがシュリンクするときには必ず金融が締まる。しかも急激なスピードで締まることだ。バブル崩壊のときも、リーマンショックのときもそうだった」
「現在の日銀の姿勢やグローバルな金融情勢を見ても、今ほど金融が緩和している状態はない。いずれどこかで解消に向かうわけだが、米国も欧州もそこまで過激に締めていこうという雰囲気はない。その意味では、(金融引き締めに伴う)危機はまだ先ではないか。逆に言うと、企業としては、危機の来る状況になる前に稼いでおかなければならない」





















