集合住宅の貯水槽水道でシンポ開く 「ランク表示制度導入を」 全国給水検査協が京都で
住宅新報 2011年10月11日 号 5面
全国給水衛生検査協会(奥村明雄会長)は9月30日、京都市内のメルパルク京都で集合住宅における貯水槽が抱える問題を議論する、「貯水槽水道の適切な管理に関するシンポジウム」を開催した。今回で5回目だが、関西では初開催。関連団体、企業、一般者などから約80人が参加した。
奥村会長は冒頭、「水道水の不安を解消するには貯水槽の管理の徹底が重要だ。管理状況や施設の状態を明確化するための方策として『ランキング表示制度』の導入が望ましい。検査を受けた施設を評価(格付け)し、優良施設にはマークを付与することで管理意識を高めることができる。3年前から首都圏でテスト実施され、本年度から近畿圏も含む大都市を中心に本格稼働する予定だ」と語った。
シンポジウム前半は早川哲夫麻布大大学院教授が「貯水槽水道の管理とランキング表示制度の必要性」をテーマに基調講演。早川教授は「安全でおいしい水を確保するには貯水槽水道のランキング表示制度の実施が不可欠。しかし、貯水槽に関しては今のところ設置者、管理者、入居者共に維持管理の理解度が乏しく、受検率や飲料水の意識も低い。制度の推進・普及に向けた取り組みが今後の課題だ」と協力を呼びかけた。
産官学界から6人を迎え、早川教授がコーディネーターを務めた後半のパネルディスカッションでは、貯水槽の現況・問題点やランキング表示制度の在り方・必要性について討議した。























