紙上ブログ 不動産屋の独り言 426 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 入居者が明かした裏話 不正を恥じ、清く働く
住宅新報 2017年11月7日 号 7面
長いことこの商売をしていると、商売とは関係ないが、お客様から驚くような話を聞くことがある。余計なことを暴露すると、大げさな話でなく「私の命が危ない」なんてこともあるかもしれないが書いておきたい。うちの入居者でパチンコ店に勤務している男性がいる。これは、その人が更新の契約に来てくれた際に教えてくれた裏話である。その男性はホール担当ではなく経理担当なのだが、それでも、事務所に一日いれば嫌でも現場の機密話が聞こえてくるとか。いくつか「おいおい」という呆れた話を伺ったのだが、これはその中の一つ。
2割の操作
一般的に、パチンコの出玉は15個といわれているが、実際には15個ではなかったりするんだとか。台の玉受けには先に玉が入っているし、客は連続して撃っていて、ジャラジャラと出てくる玉の数を数えることはない。出玉の15個が12個になったとしても誰も気付かないものだろう。言われてみれば確かにそうだ。玉が(機械の)ポケットに入ったら台の玉受けに残った玉を直ぐに出してしまうとか、出てくる玉を別に分けられるなら「幾つ出たのか」が分かるだろうが、そんなことはやっていられない。これが5個出るところが3個とか、3個出るところが2個というなら気付くだろうが、例えば15個が2割少ない12個になったとしても誰も気付かないもの。2割も操作できたら大変な差が出る。ポケットに入ったのに、規定より少ない数の玉しか出ないなら、客はあっという間に資金をなくして帰ることになる。それは怖い。
























