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スタンダード会員限定ナーブ 「VR内見」で攻勢 今秋、ホームステージング機能も

住宅新報 2017年9月5日 号 7面

売買・賃貸仲介
多田英起社長

多田英起社長

 バーチャルリアリティ(VR)内見システム「VR内見」を提供するナーブ(東京都千代田区、多田英起社長)が攻勢に出ている。16年9月の同サービス提供開始以来、大手不動産仲介会社を含めて500店舗以上で導入。多田社長=写真=は前期(16年9月期)のテーマを同サービスの「効果検証」、今期(17年9月期)を「普及」とした上で、今年10月からの来期を3ステップの「拡散」の段階と位置付ける。9月に大型の資金調達を行う予定で、その使途として「VRホームステージング」に投入。今秋にも新サービスを開始する考えだ。

 同社のVR内見は、VR化された物件データを、専用の閲覧端末(ゴーグル)の内部に映し出す。賃貸や売買物件を探すエンドユーザーは、それをのぞき込むことで、室内を移動しているかのように内見が可能に。物件の広さや日当たりなどの情報を実感覚として得られる。営業担当者がパソコン画面上で内見を共有している点も特徴だ。顧客が見ている映像の閲覧やコンテンツ選択が可能で、営業者が内見を主導できる。

 多田社長は、VR遠隔接客によって離職率の高さや地域性といった不動産業界の課題解決に自信を見せる。「面(エリア)の拡大を望む半面、人的コストなどがネックになる。遠隔接客であれば、人を増やさずセンター型で管理できる上、顧客に対しても物件価値を伝えられる」(多田社長)。更に、10月から始まる「IT重説(賃貸)」普及の鍵として内見の重要性が増すと指摘。実内見の前に効果的な絞り込みができるVR内見が有効だとしている。

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