ライナフらが「スマート内覧」調査 個人の8割「入居判断できる」
住宅新報 2017年8月22日 号 7面

「NinjaLock」を活用した「スマート内覧」の流れ
スマートロックとウェブカレンダー予約を連携させた不動産内覧サービス「スマート内覧」を展開するライナフ(東京都千代田区)は、同サービスを導入している三菱地所ハウスネット(東京都新宿区)と共に、内覧の動向等について調査した。調査対象物件は東京23区内の賃貸マンション13棟のうち、スマートロックを設置した空室住戸。スマート内覧を利用した個人、同サービスで内覧希望者を案内した不動産仲介業者の合計55組を対象とした。
それによると、スマート内覧を導入している物件は、「未導入物件」に比べて約1.2倍の内覧件数があった。物件による集客力の差はあるが、「内覧受付時間が長くなったこと」「不動産会社の定休日にも内覧が可能になったこと」が内覧件数の増加に寄与していると考えられる。
なお、『スマート内覧の利用曜日』については、「個人・不動産仲介会社合計」では、水曜日(4.5%)が少なくて日曜日が全体の28.0%を占めるのに対し、「個人」では、他の平日と大きな差異はなく、個人の内覧ニーズは不動産業者の定休日にかかわらず存在することが分かった。『時間帯別』でも、退勤後午後6時以降の内覧が10.9%あり、不動産業者の都合で内覧できなかった時間帯でのニーズの高さもうかがえた。
鍵の授受削減
また、『スマート内覧の印象』については仲介業者の52%が「便利」と回答。その理由として、「予約の手間、鍵取得の手間が削減される」点を挙げた。個人内覧者は75%が「便利」と回答し、「時間の自由さ、営業を掛けられない気楽さ」などを挙げている。なお、個人内覧者の83.3%が「一人で内覧をして、入居判断ができると感じた」と回答しており、内覧利用者による評価の高さがうかがえた。
「スマート内覧」は、ライナフが製造・販売するIoTデバイス「NinjaLock」を物件ごとの公開ウェブカレンダーと連携させたサービス。内覧希望者は、専用サイトから予約した時間に現地に行き、携帯端末の操作または音声通話で解錠し、自由に内覧が可能。仲介業者にとっても、営業時間内に訪問し鍵の授受を行う手間が削減できるため、メリットがある。ライナフは「今後も、より広域かつ様々な間取りタイプの物件で運用が広まれば、更に特徴的なデータが得られるはずだ。地域戦略のヒントを見つけるため、同サービスの普及に努める」としている。























