日本版ヴィアジェ その可能性を探る(上) パリで働く日本女性の老後支える
住宅新報 2017年7月25日 号 5面
昨年、パリで観光業を営む63歳の日本女性に、老後の生活プランについて話を聞く機会がありました。彼女は十数年前に公共住宅を購入して住み続けていますが、パリの住宅価格が徐々に上昇したこともあり、以前から聞いていた「ヴィアジェ」取引で売却し、老後の年金を補填することを考えているとのことでした。
ヴィアジェは、フランス民法で認められた不動産取引の一形態です。通常の取引とは違い、売主は持ち家を売っても、生涯その住宅に住み続けることができます。その代わりに、売値は売主の年齢などに応じて市場価格の5割前後に割り引かれ、一時金と売主が亡くなるまでの年金払いで支払われます。年金払い分は、公的な生命表による平均余命に基づき月額が決められ、想定より長生きしても、亡くなるまで年金を受け取ることができます。
終身居住権付き






















