〝高齢者が野菜作り〟 商品化・販路開拓など研究
住宅新報 2017年5月23日 号 5面

小さな経済の積み上げが大事と語る河野英一名誉教授
「中高齢者の農業参加と住まい」について研究する会がこのほど発足した。サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)などに入居している高齢者が栽培した野菜などを一般消費者に販売するための手法やルート開発、地域における高齢者の就労機会創出、農業機材会社や介護事業者などとの連携による新たな地域ビジネスの開拓などについて研究していく。
第1回目の会合は神奈川県藤沢市の藤沢商工会議所で開かれた。高齢者施設の設計を数多く手がけているKDライフデザイン研究所社長の笹谷宇志雄氏が研究会の趣旨説明を行ったあと、参加者の自己紹介とディスカッションが行われた。この日は、大学教授、福祉関係、建材、空調設備など様々な分野から21人が参加した。
その中で、日本大学生物資源科学部教授の島田正文氏は「今後は生産緑地地区内での農家レストランが可能になるし、都市公園内でも収益施設などの設置が可能になる」と述べ、地域での野菜づくりの可能性を指摘した。また、同学部准教授の小谷幸司氏は「地域包括ケアの中にどう〝食〟を取り入れていくかがポイントになる」と話した。





















