マンション管理応援歌No.92 廣田信子の紙上ブログ 50歳引きこもりを抱える高齢世帯をどうする?
住宅新報 2017年5月16日 号 6面

廣田信子さん
国立社会保障・人口問題研究所は5年に1回、国勢調査を分析して「生涯未婚率」を割り出しています。それによると、15年には、?歳まで一度も結婚したことがない人が男性で4人に1人、女性で7人に1人と報道されました。この「生涯未婚率」は、5年前と比べ男性が3.23%、女性が3.45%増えています。男性は70年代まで、女性は60年代まで1%台だったことを思うと、いかに結婚しない人の割合が増えているかということで、少子化が進むのもうなずけます。
いずれは結婚したいと考える18~34歳の未婚者の割合は、男性85.7%、女性89.3%で、多くは結婚を望んでいない訳ではないのに、結婚に踏み切れないでいます。その障害として、「結婚資金」や「結婚のための住居」の確保をあげる人が多く、非正規労働者の増加も生涯未婚率の上昇に影響していると言われていますが…。非正規労働より、もっと深刻な引きこもりのまま、50歳を迎えるというケースも少なくないのです。
先日、名簿を提出してもらえない状況を嘆く理事長さんが言っていました。「もう、分からないんだよね。誰がどのような状況で暮らしているか。どうも、80代の親のところへ途中で戻ってきたまま、引きこもっている50歳の男性がいるらしいけど、もちろん居住者としての届け出はないし、親は近所とも付き合わないし、その息子の姿もほとんど見ないので、管理員さんしか存在を知らないんだよね。親が隠したがっているので、知らないふりをしているべきかとも思うけど、これから先、親が弱ったらどうするのか心配なんだよね」と。






















