介護業務効率化へ新システム アズパートナーズなど スマホで情報一括管理 介護人材不足に対応
住宅新報 2017年3月28日 号 5面
首都圏を中心に介護付き有料老人ホーム15カ所を運営するアズパートナーズ(東京都千代田区、植村健志社長)は3月22日、パラマウントベッドなど4社と共同で、介護スタッフの業務を効率化するシステム「EGAO link(エガオリンク)」を開発・導入したと発表した。各社の機器を連携させることで、スマートフォン1つで、入居している高齢者の状態把握やコール対応、記録入力などができる。これまで個別に存在した機器を組み合わせたことで利便性が増した。運営中の「アズハイム町田」(全60室)に試験導入したところ、業務効率が向上し、1カ月間でスタッフ2人分の労働時間削減効果(17時間)が見られたという。
植村社長は、「効率化によって生まれた時間を、入居者のケアやスタッフ同士のコミュニケーションに充てることができた。介護業界では今、人材不足が大きな課題だ。特効薬はないが、こうしたICTを活用したシステム導入は、改善策の一つになる。今後は自社の運営ホームに順次導入すると共に、業界にも広げていきたい。介護現場が働きやすい職場になることで、離職率低下、人材増加につながるだろう」と話した。今回の導入費用は2000万円。
「エガオリンク」は、パラマウントベッドが開発した、マットレスの下に敷いて高齢者の睡眠や離床、呼吸状態を把握するツール「眠りSCAN」と、アイホンのナースコールシステム「Vi-nurse」、そのコール信号をスマートフォン用信号に切り替える「ナースコールゲートウェイ」(住友電設)、コール内容などを自動記録管理する「介護カルテシステムちょうじゅ」(富士データシステム)――これら4機器を連携させ、スマートフォンで一体的に活用できるようにしたもの。





















