グループ経営 東急不動産HD・大隈郁仁社長に聞く 全体はフォローの風 伸びしろ大きい管理、仲介 M&Aで学生住宅に領域拡大
住宅新報 2017年2月7日 号 4面

東急不動産ホールディングス・大隈郁仁社長
我々の事業を巡る環境は、全体的にはフローの風が続いている。その中で気を付けなければならないのはマンション市場。都心部と郊外で売れ行きに違いが出ている。東急田園都市沿線でも各駅停車駅では鈍っている現象もある。「誰に向けて供給するのか」を見失わないように、実需の動向をウオッチしながら取り組む必要がある。
東京のオフィスは大量供給を控えている。今は増床ニーズがあるので、20年前後にできる渋谷の再開発プロジェクトでも既に幾つか引き合いがある。渋谷地区についてはさほど心配していない。だが、全体的に供給過多となるわけで、ある程度のテナントの引っ張り合いや賃料のディスカウントも起こり得るだろう。備えておくことは必要だ。
昨年11月、M&Aで学生情報センターを取得した。学生寮8万戸を経営し、全国800大学とコネクションがある会社で、東急住宅リースが運営する8万戸と合わせて賃貸住宅の戸数は倍増した。単に事業を拡大することだけでなく、グループが持つコンテンツと絡めた新しい事業の可能性を広げていきたい。





















