新刊紹介 『「持ち家」という病』 井上明義著
住宅新報 2016年12月6日 号 4面

『「持ち家」という病』 井上明義著
副題は「不動産と日本人、『これまで』と『これから』の経済学」。「家を買うのは当たり前」と思ってきた人は、国と金融機関にマインドコントロールされていた―。筆者は大手生保などを経て80年に不動産鑑定業の三友システムアプレイザルを創業し、現在は取締役相談役。バブル崩壊と共に崩壊したはずの「土地神話」が、20年東京五輪で再燃の気配も。人口減少社会に転じ、空き家問題が懸案になっているというのに。
住宅需要者にとって「賃貸派か持ち家派か」は伝統的なテーマ。様々な計算方法があるが、正解がないのが現実だ。本書では、将来のためにマンションを購入しようと考える青年が、その道の「先生」に相談を持ちかけるところから始まる。対話形式で日本の住宅、不動産事情をふり返り、足元を見つめ、そして先々を展望して答えを見出す。四六判、296ページ。定価1800円(税別)。PHP研究所刊。





















