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スタンダード会員限定「よく学び、つながり作る」 大阪宅協中央支部、独自研修開く 〝缶詰め〟状態の2日間 チームに分かれ深く議論

住宅新報 2016年11月22日 号 19面

資格・実務
  • チームディスカッションや講演会、現場見学会など豊富なコンテンツのもと、2日間の研修会が開かれた(大阪府宅建会館内で)

    1 / 5チームディスカッションや講演会、現場見学会など豊富なコンテンツのもと、2日間の研修会が開かれた(大阪府宅建会館内で)

  • チームディスカッションでは各自が考える分析や課題を紙に書き起こし、皆で議論し合うなどした

    2 / 5チームディスカッションでは各自が考える分析や課題を紙に書き起こし、皆で議論し合うなどした

  • チームごとに議論し合った内容を発表する参加者たち

    3 / 5チームごとに議論し合った内容を発表する参加者たち

  • 今回の研修の意義について語る光山支部長

    4 / 5今回の研修の意義について語る光山支部長

  • 2日目午前に行われた現場見学会。長屋再生による昭和町エリアの活性化を見て回った。このほかにも2カ所で見学会が行われた

    5 / 52日目午前に行われた現場見学会。長屋再生による昭和町エリアの活性化を見て回った。このほかにも2カ所で見学会が行われた

 大阪府宅地建物取引業協会中央支部(光山嘉一支部長)は11月14~15日の2日間、「不動産業者のためのタウンマネジメント・スクール」を開校した。これまで行われてきた支部研修にはない新たな取り組みとして注目を集めた。有識者や地域で活躍している不動産会社の講演、現場見学会、そして60人の参加者が6チームに分かれてテーマごとにディスカッションする研修なども取り入れられた。まさしく「缶詰め」の2日間研修。参加者からは「これまで経験したことのない研修会で、とても勉強になった。次もぜひ参加したい」といった声が聞かれた。

 1日目の朝10時。まずは参加者60人を6チームにグループ分けし、チーム内の自己紹介。午前は有識者2人による市場動向の講演会と、午後1時過ぎまで「10年後の市場予測と中小宅建業者の今後」がテーマのチームディスカッションを50分実施。短い昼食休憩をはさみ、午後は「長屋再生」で地域を盛り上げる丸順不動産の小山隆輝社長、そして、「つくる賃貸」をコンセプトにした賃貸オーナーの講演会が開かれた。その後休む暇もなく、「各社の経営資源、競争認識」をテーマとしたチームディスカッションを再度行い、最後の締めにチームごとのディスカッション発表をそれぞれ5~10分行った。終了は夕方6時だった。

 2日目の午前は、「タウンマネジメント」など特徴的な地域密着型の不動産現場の見学会を実施。3カ所用意された中から参加者は1つを選び、午前9時半に現地に集合して午前11時半まで現場を見て回った。

 現場からの移動と昼食を経て、午後1時から午後5時まで50分サイクルで「講習会」と「チームディスカッション」を4コマ開催。チームディスカッションは、「経営課題を明らかにする」「我々の目指すべき姿、今後の戦略」の2つがテーマだった。

   ◇  ◇

 今回の研修会を開催した経緯について、光山嘉一支部長は、「会員が支部協会に望んでいることを形にした結果だ」と語る。会員数1000社強で構成される中央支部。大阪の中でも「マンモス支部」として知られるが、会員向けに支部協会への要望なども含めたアンケートを光山支部長の新支部長就任後の夏前に実施。437社から戻ってきたアンケートには、「研修会の充実」「横のつながり(人脈)」を要望する内容が主流を占めた。

 そこで今回のような、豊富なコンテンツと、グループチーム化による〝濃いつながり〟が構築できる研修会を企画したのだ。初めての試みということもり、定員を50人にしたがそれを上回る60人の参加があった。光山支部長は、「会員から『参加したい』と思ってもらえる企画を協会はもっと用意しなければならない。一方で、会員も自ら率先して協会の企画行事に参加する意識をもってほしい」と語る。

これからも参加したい

 今回の研修会に参加したある会員は、「協会活動にはほとんど参加していなかった。仕事のつながりがほしい場合、別に開催されている『交流会』にお金を出して行っていた。今回のような研修会であれば、これからも積極的に参加したい」と語っていた。そのほか、「しっかり学んで、参加者とのつながりもできて一石二鳥。ぜひ今後もやってほしい」「縁あって一緒のチームになったメンバーと、実際の取引ができればと思う」などといった感想が聞かれた。

    ◇   ◇

 各グループによる全体発表も含め、2日目の研修会が終わったのは午後6時。2日間の〝缶詰め研修〟がようやく終了し、その後、光山支部長の「やったらできる、やったらできる」の力強い乾杯の音頭で懇親会が開かれた。2日間の研修をお互いに振り返る姿、これからの不動産業のあり方について熱く議論する姿などが見られた。

 「よく学び、つながりを作り、そして懇親会でつながりを更に強める」といった大阪宅協中央支部独自の研修会は、成功裏に終わった。

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