塗装業者の紹介サイト「ヌリカエ」 問い合わせの〝質〟高める機能 個別に電話で「営業代行」
住宅新報 2016年11月22日 号 5面

12月で開設1年になる「ヌリカエ」サイト
外壁・屋根塗装の事業者紹介サイト「ヌリカエ」(運営=Speee社)が、12月でオープン1年を迎える。このほど、加盟登録業者数が400社を超え、また、加盟業者に対するエンドユーザーの紹介件数も1万件の大台を突破した。業者とエンドユーザーをつなげる〝マッチングサイト〟であるが、同サイトでは、情報の量だけでなく〝質〟を重視した取り組みに特徴がある。事業責任者である渡辺博明氏は、「確かな技術力は持っているが、営業力に弱みがある塗装業者の手助けになればと思う。また、エンドユーザーも、安心できる事業者を選べるメリットがある」と話す。
意思を固める電話
塗装工事を検討しているエンドユーザーがサイトに情報を入力・送信し、それを基に登録事業者がエンドユーザーにアプローチする。これが、同サイトにおける〝マッチング〟のおおまかな流れだが、登録事業者とエンドユーザーの間に「大きなクッション」があることが特徴。それは、サイト専門の「カスタマーサポート担当」がいることだ。問い合わせのあったエンドユーザー一人ひとりに電話連絡し、塗装工事の重要性を認識させ、検討意欲を高めてから登録事業者に紹介する担当者だ。
「何となく連絡してみた、何となく問い合わせをしてみたという〝フワッ〟とした状態のまま事業者に引き合わせても、なかなか成約に至らない。適切な情報を与え、工事検討意欲を高めてから紹介するようにしている(渡辺氏)。
「ふるい」をかける
エンドユーザーは、サイトの入り口部分で「物件種別」「希望工事箇所」「電話番号」を入力した上で送信する。その後、カスタマーサポート担当がレスポンスの電話をし、個別にニーズを把握していく。当然ながら、すべてのエンドユーザーが「工事をする」ということになる訳ではない。ある意味で〝ふるい〟がかかることになる。
顕在化しているエンドユーザーは当然だが、潜在段階にあるエンドユーザーも顕在化して事業者に紹介する。「営業プロセスの一部の代行」と言ってもいい。
エンドユーザーを事業者に紹介する場合は、エリアと工事・物件種別に応じて複数事業者に連絡を入れる。事業者は個別にエンドユーザーへ見積もりなどを提出し、最終的な成約となる。
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サイトを運営するSpeee社は、SEO対策が発端の事業会社。人を集めるという「集客」に関しては専門家だ。多くの人を集められる「量」と共に、その「質」を上げる取り組みも同サイトで行っている格好だ。
「声」もフィードバック
更に、成約したエンドユーザーに対して、事業者の感想も聞くようにしている。そこには、「なぜこの事業者を選ばなかったか」も含まれる。該当する事業者にフィードバックし、今後の営業活動に役立ててもらうためだ。なお、同サイトは紹介・成約課金型で、事業者には登録する際の費用などは発生しない。当然ながら、エンドユーザーの負担はない。
「ヌリカエ」は、「多くの人を集めて紹介する」というだけの形態から、一歩踏み出したサイトだといえる。





















