リノベーションの未来― 「戸建ては郊外団地に勝機」 リノベ住宅推進協がセミナー 業界〝けん引者〟が一堂に 新築とは違った価値、発信へ
住宅新報 2016年9月27日 号 5面
中古マンションで定着している「リノベーション」だが、戸建て住宅におけるリノベーションの可能性について大島氏は、「マンションは共用部分も含めた全体で価値創造できるが、戸建て住宅は建物単体。建物単体だとどうしても限界が出てくる。そう考えると、戸建て住宅のリノベーションで重要なファクターは街。作為的に作った街、具体的には郊外の団地だが、それを再びデザインし直すことで戸建て住宅のリノベーションが広がることなる」と指摘。具体的な例として、3~5物件ほど複数で戸建て住宅をリノベーションし、その住宅を購入する家族、リノベーションに対して同様のモチベーションを有している家族が複数集まることで、その一角、エリア、街が変わり、戸建て住宅のリノベーションが更に広がるとした。
山本氏は、「日本人は古いものよりも新しいもの、建物でいえば新築志向が強いと言われているが、その時々の経済発展のステージの違いだと思う。日本の住宅は高度経済成長などを経て既にストックは構築された。そういった意味から、今後は良質な住宅ストックの流通が中心になるのは当然だと思う」と語った。
IT活用も含めたリノベーションについて山下氏は、「例えば管理アプリの活用などで、現場監督は人的管理・作業管理以外の仕事に力を入れることができ、また、職人は職人本来の仕事に没頭できるようになる。リノベーションは将来性のあるマーケットだが、成功している会社は少ない。小さな会社でも様々なことができるようになったインターネットの更なる活用で、勝負していける環境を作れると思う」とした。






















