マン活に励む管理組合 コスモ東京ベイタワー 東京都中央区 大人も子供も楽しめる防災イベント(上) 外部参加者も多く大盛況に
住宅新報 2016年8月9日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
大人も子供も楽しめる防災イベントとして人気の「イザ! カエルキャラバン!」が、都内のマンション「コスモ東京ベイタワー」で開催されました。中央区と臨港消防署、そしてカエルキャラバンを提供するNPO法人プラス・アーツとの協働で催されたイベントは、居住者だけでなく近隣の家族連れにも大好評でした。
(前号からの続き)
「カエルキャラバンでは様々なプログラムを用意していますが、開催される団体のニーズや参加スタッフの数によって、無理をしない範囲のプログラム数を決めます。我々から派遣するスタッフは大抵2、3人。基本的には、参加してくれるスタッフの皆さんに運営をお願いしています」というのは、プラス・アーツの村上さん。それは、イベント運営を通して得た防災の知識をノウハウとして蓄積してほしいとの思いからだそうです。
イベントの会場になるのは、マンションのエントランス、中2階のラウンジと2階の集会室。中2階にはおもちゃが入ったカゴを置き、おもちゃの交換会「かえっこバザール」の会場に、2階の廊下と集会室に各ブースを設けて防災イベントの会場としました。会場の案内図やポスターは、理事の中に得意な人がいたのでつくってもらいました。20名のスタッフは各所に配置され、防災プログラムに参加した子供たちをレクチャーする役を担います。
開催時間になると、マンション内だけでなく外部からもたくさんの家族連れが詰めかけ、あっという間に会場は人でいっぱいになりました。
2階では、毛布で担架をつくって大きなカエルの人形を運ぶ「毛布で担架トライアル」や、ミニチュアの家具を使って部屋を安全にする方法を学ぶ「家具転倒防止ワークショップ」など4つのプログラムが、また屋外のエントランスでは「水消火器で的あてゲーム」が行われました。
プログラムに参加するたびに「カエルポイント」がもらえ、ためたポイントを好きなおもちゃと取り替えることができます。そのため、ポイントをためようと、子供たちは次々にいろいろなプログラムに挑戦していくのです。「子供向けのイベントでありながら、私たちは実はその後ろにいる大人たちに向けて防災の情報を発信しているんです」と村上さん。確かに、子供と一緒に足を運んだ大人たちは、皆熱心にスタッフの話を聞いていました。スタッフたちも、まるで今日が初めてとは思えない手際のよさと語りの上手さで、これには村上さんも感心しきりでした。
結果、今回の参加者は目標だった100人を優に超え、120人あまりにもなり大盛況でした。
また、その半分以上がマンション居住者ではない外部からの参加者だったそうです。子供連れの参加者の中には、「子供のおもちゃ交換会があると聞いて来てみたが、防災プログラムに参加して、『なるほどな』と思うこともありました」という人も。
家族で防災について考えるきっかけとなった、楽しく、ためになるイベントでした。
(取材年月・16年2月)
【マンション概要】
建物名/コスモ東京ベイタワー▽所在地/東京都中央区▽階数/26階建て▽総戸数/1棟217戸▽竣工年/2000年▽管理形態/委託管理▽管理会社/大和ライフネクスト(株)▽総会開催/毎年2月▽役員数/25名以内▽役員任期/1年(輪番制、ただし今年度より任期2年、半数改選、顧問制度ありに変更予定)

























