紙上ブログ 不動産屋の独り言 362 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 音に対して異常に神経質な入居者 気にし過ぎはストレスの元
住宅新報 2016年7月26日 号 7面
当社の管理物件を事務所として借りてくれている会社の事務員さんが、都内から単身で引っ越してくる営業マンを紹介してくれた。とても有り難いのだが、本人が当社の名前でネット検索したら、先日退去したトラブル借主がネットに書き込んだ誹謗中傷記事がいっぱい出てきて不安になったらしい。良心的な業者だとの書き込みもあったので、「どっちが本当なのかな」と心配になって、紹介した事務員さんに「本当に大丈夫?」と聞いたら、アッサリ「行ってみれば分かるから」と言われたとのこと。それはすごく嬉しいこと。
すぐにクレーム
物件を探すに当たって、「音が気になる」と聞いていたので、なるだけ両隣や上下の音を気にしないで済む部屋を紹介すべく、私のほうで吟味していくつか案内をした。たまたま上下2LDKが1部屋ずつの2階の部屋で申し込みをもらい、引っ越しも無事に済ませたのだが、すぐに当社を訪れ、「下の人の襖の開閉の音が気になる」とのこと。「自分は毎日なるだけ音を出さないように気を付けて暮らしているけど、下の人は私の何かを怒っているのか、思い切り開け閉めしていて、それがために病院に通っている」と私に訴える。入居者は40歳くらいの男性。真面目で人柄もよいのだが、音に対してはとにかく神経質。揚げ句に「欠陥アパートではないのか」と言い出す始末。事務員さんに相談したら「考え過ぎだよ。慣れなきゃしょうがないでしょう」と叱られたとか。ま、私もそう思う。
























