マン活に励む管理組合 ブラウシア 千葉県千葉市 マンションの魅力を積極的に発信(下) サイトで外部に、紙で居住者に
住宅新報 2016年7月5日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
「マンションは管理を買え」とはよく言われますが、中古として市場に出回ったマンションの市場価値を上げるための管理とは、どのようなものなのでしょうか? また、ユーザーの立場から管理状態のよいマンションを知る手がかりとは? その一つの答えとなる事例があります。マンションの資産価値向上を目標に掲げ、ホームページなどを利用した広報活動を展開する管理組合を取材しました。
(前号からの続き)
これらの理念、ビジョン、行動指針をもとに、早速それぞれのグループが行動を起こしました。目に見える成果として、まずはIT環境を改善しました。これは、ちょうど設備運営担当の理事がIT関連の会社に勤めていたことから実現したことでした。「元から管理組合運営のプロはいないけれど、自分の得意分野であれば難しいことではない」と現在オブザーバーを務める田中さん(仮名)は言います。
その中で、特に力を入れているのが広報活動。ブラウシアのホームページは誰でも閲覧できる管理組合の公式サイトです。細かいマンションの概要だけでなく、ハード(建物や設備)とソフト(コミュニティ活動など)の機能、管理組合の取り組みがメディアに取り上げられた事例などが掲載されています。
「中古マンションの情報を知る手がかりは、不動産会社のサイトか口コミくらいしかない。でも、そのサイトに載っているのは分譲時のデータだけです。管理組合の取組みでせっかく改善したのだから、その情報をもっと外に向けて発信しようと考えたのです」とオブザーバーの田中さんは言います。そこで、管理組合の取組みによって新しくなった設備や規約の変更によって改良された点などを詳細にサイトで紹介しているのです。
また、「マン管プロは見た!」、「不動産プロは見た!」と題されたコンテンツは、マンション管理のプロや地域の不動産会社の方たちにブラウシアの魅力についてインタビューした記事。これは、マンション管理士の浅野さんが担当していて、ホームページを見る人が一番欲しい情報は第三者から見た客観的な意見ではないかと考えたことからできた記事です。
実際に、新しく入居してくる人は「ホームページを見た」という人が多いとのこと。管理組合のフェイスブックもあり、随時更新されています。
居住者向けの「ブラウシアニュース」も、分譲当初からつくっています。理事会の活動やイベント報告、共用設備の使い方に関するマナーの記事などが主な内容で、月1回発行、全戸にポスティングしています。「実は、これが管理組合活性化の重要な取組みの一つなんです」とオブザーバーの田中さん。「理事会のメンバーはほとんど固定されてきてしまっています。このブラウシアニュースで楽しく運営している理事会をもっと知ってもらい、理事会のファンをつくること、その上でいずれ自分も理事になってもいいかな、何かあれば協力してもいいかな、と思ってもらえるようになることが必要だと考えています」と田中さんは話します。
(取材年月・16年1月)
ブラウシア管理組合の公式ホームページ、フェイスブックはこちら!【ホームページ】http://blausea.net/【フェイスブック】https://www.facebook.com/blausea
【マンション概要】
建物名/ブラウシア▽所在地/千葉県千葉市▽階数/20階建て3棟▽総戸数/438戸▽竣工年/05年▽管理形態/委託管理▽管理会社/(株)レーベンコミュニティ▽総会開催/毎年10月▽役員数/20名(監事1名含む)▽役員任期/2年(半数改選、立候補制度、留任制度あり)

























