マン活に励む管理組合 サンシティ 東京都板橋区 自主運営プールで夏休みをサポート(上) 近隣住民含め約3500人が利用
住宅新報 2016年6月14日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合
サンシティには20メートル×10メートルのプールと幼児用プールが併設されており、毎年7月下旬から8月末までの44日間が開園期間となります。開園時間は10時~17時半、利用料金は2時間制で大人500円、子供300円。子供水泳教室(参加費5千円)も同期間中の毎週月~金曜日の午後、各20人ずつ募集し、指導員は板橋区水泳連盟から派遣してもらっています。
利用する子供たちは「学校まで行かなくてもプールに入れてうれしい」「教えてもらって泳げるようになった」とうれしそうに話してくれました。高齢化が進む同マンションですが、一旦巣立った子供世代がサンシティに戻り「3世代居住」も少しずつ増えていることから、プールを利用する〝孫〟世代も増え始めているとのこと。
また居住者だけでなく近隣住民も利用できることから、現在は周辺住民の利用者が7割近くです。今年の利用者数は8月14日時点で2750人と、目標の3500人を超える見通しです。
プールの管理は管理組合傘下の「プール部会」(管理組合理事を含む16人)が担当し、開園期間中は毎日5人(+アルバイト2人)体制でプールの監視と水質管理に当たります。水質管理は東京都「プール等取締条例」に基づき、プール水はろ過器を使った循環式で毎日閉園後に洗浄し、残留塩素濃度は0.4ミリグラム/リットル以上を維持。1時間に1回の測定と測定結果の記録も当番のプール部会委員が行います。また部会委員全員が東京消防庁認定の救命講習を受講するなど、「1にも2にも安全」を合言葉に無事故運営を心がけているといいます。
もともと同マンションは竣工当時から共用施設としてプールを完備しており、マンション販売時の「売り」にもなっていました。当時の運営主体は管理会社でしたが、15年前に管理組合理事を中心にボランティアで運営を引き継ぎ、その後「プール部会」を設立し、正式に管理組合による運営体制を整えました。
自主運営のきっかけは、屋外施設であるため期間限定の開園であること、外部委託の管理費用が削減できるということもありましたが、「そもそもホテルのようなリゾートプールではないので、利用者・運営者共に皆に迷惑を掛けないようにどう利用していくかを考えることが大切だ」という考えから。収益施設ではない上に、当時は子持ち世帯も多かったことから、当時を知るプール部会委員は「子供たちの成長をみんなで見守る、子供たちの情操教育のお手伝いという思いが大きかったですね」と振り返ります。(次号に続く・取材年月15年8月)
【マンション概要】
建物名/サンシティ▽所在地/東京都板橋区▽階数/地上4~25階建て・14棟▽総戸数/1872戸▽竣工年/80年▽管理形態/委託管理▽管理会社/三井不動産レジデンシャルサービス(株)▽総会開催/毎年3月▽役員数/理事28人、監事2人▽役員任期/2年(1年ごとに半数改選)

























