マンション管理応援歌No.46 廣田信子の紙上ブログ コミュニティ活動にそんなにお金は必要?
住宅新報 2016年6月14日 号 6面
マンションのコミュニティ活動というと、お金の集め方と使い方ばかりが議論になっていますが、そもそも、そんなにお金は必要かしら…と思います。
様々な工夫で
一応自治会をつくって行政からの補助金と資源回収等の収入だけでいろいろな行事をしているマンションもあります。防災訓練の時に子供にジュースぐらいは配れますし、お祭りだって、学園祭の屋台で稼ぐのりで十分黒字にできます。場所代が要らなくて、人件費が要らないんですよ!
お祭りに必要な機器も、普通の付き合いをしていれば近くの町内会が貸してくれますよ。暮らしている場所で行うのですから広報活動や人集めだって簡単です。全戸にサービス券付のチラシを配ると結構人は集まります。
子供の喜びそうな屋台のゲームは利益率高いですし、焼きそば、フライドポテト、フランクフルト等の定番は必ず売れます。
住民の方も、この時ぐらいは協力しようと、飲食の実費ぐらい積極的に出してくれますよ。自分たちの知恵と労力で黒字にして堂々と楽しい打ち上げをしましょう。不思議なもんで、その方が「楽しそう」って翌年から手伝ってくれる人も増えるんです。
また、自治体は自治会には結構手厚いので、講演会の講師を無償で派遣してくれることもあります。マンション内の植物を使ったクリスマスリースや押し花カードづくりはほとんどお金が掛かりません。
クリスマスツリーを買いたいと古紙回収を呼びかけたら、急に出してくれる人が増え、無事ツリーが買えましたとの声も。ビンゴの景品を募ったら、勤め先のサービス券や販促グッズ、手づくりの小物がたくさん集まったという話も聞きました。こうやって、みんなに呼びかけて協力してもらうことだって立派なコミュニティづくりです。で、コミュニティの中だから、呼び掛けも、モノを届けるのも簡単にできるのです。
予算を確保しないと何もできないというのは、役所や企業の考え方で、コミュニティでは工夫次第でいろいろな可能性があります。今の若い方々は、お金をかけずにイベントを成功させるのがうまいな~と思います。予算のあるなしに縛られないで、できる方法を工夫してみませんか。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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