コスモスイニシア・分譲型シニア 再開発エリア中心に展開 現時点で十数物件が候補に 第1弾「武蔵浦和」、販売順調
住宅新報 2016年6月14日 号 5面

利便性の高い再開発エリアで開発した「グランコスモ武蔵浦和」
同マンションの総戸数は160戸。専有面積44~73m2で、1LDKタイプが95戸(60%)、2LDKタイプが65戸(40%)。1人入居者が59%と多く、夫婦2人の33%を大きく上回る。1人入居者の7~8割は女性だ。
「グループインタビューの調査から、各種サービスや大浴場、レストラン、多目的室など共用施設が充実したシニア向けマンションは、女性の評価が高いことが分かった」と話すのは、コスモスイニシア・シニア事業課アクティブシニア研究所の近江秀所長。食事の支度やお風呂掃除など、家事の負担軽減が女性にとっては大きな魅力として映るようだ。
運営会社を設立
同社は、今回のマンションの運営を専門に手掛ける会社「コスモスライフサポート」を立ち上げた。24時間365日対応する生活サポート、各種イベントの企画・運営、フロントスタッフ人員、建物管理などすべてを手掛ける。また、今回の大きな特徴として挙げられるのがレストラン運営だ。マンションの1階部分に、リーズナブルで健康的な食事提供をモットーとする「大衆食堂半田屋」があるが、これはコスモスライフサポートが、同レストランのフランチャイズ契約店として運営するものだ。マンション居住者だけでなく一般の周辺住民の利用も可能とすることで、事業採算性の向上が期待できる内容とした。居住者と一般利用者の動線や利用スペースもある程度分けることで、気兼ねなく利用してもらうことにも配慮した。
2割程度割高だが
現在の販売進捗率は約8割。平均坪単価は255万円で、一般の分譲マンションと比べて2割程度割高であるという。通常の住宅(戸建て、マンション)とサービス付き高齢者向け住宅や有料老人ホームの「間」にある住まいを「分譲型シニア向けマンション」と位置付け、「資産性を確保しながら、充実したサービスや常駐スタッフによる安心感のある生活の提供」を訴求している。運営の専門会社「コスモスライフサポート」の設立など、今後も同マンションの事業化を積極的に検討していく方針で、現時点でも十数物件の候補がある状況だ。今回の「武蔵浦和」は、再開発エリア内の利便性の高い立地にあり、今後も再開発エリアの案件を中心に通常立地のマンション用地についても事業化を検討するとしている。なお、賃貸型であるサービス付き高齢者向け住宅の開発・運営も視野に入れているというが、当面は「分譲型」をメーンにしていく方針だ。
各種共用施設を用意
「武蔵浦和」の立地は、JR埼京線・武蔵野線武蔵浦和駅徒歩4分。地上13階建て。共用施設として用意したのは、大浴場、サウンドルーム、麻雀ルーム、スカイビューラウンジ、ラウンジ(各階)、レストラン(一般利用可能)。住戸内は、内廊下の共用部から入る玄関入り口からバリアフリー対応で、緊急時のコールボタンも各所に設けた。管理費は2万2100~3万6600円で、修繕積立金は1万400~1万7400円。通常のマンションよりも割高だが、「入居者の年齢を考えた場合、10年後や15年後に値上げすることは避けようと判断した。長期の計画で均等割りしたため、割高に映る結果となっている」(同社)としている。
サービス費は各戸共通で1万9000円。合計すると、毎月5万1500~7万3000円となる。分譲価格の参考例は44m2.1LDKが3398万円、71m2.2LDKが5938万円など。





















