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スタンダード会員限定小田急電鉄 複々線化事業、17年度完成へ 混雑緩和、時短に効果 下北沢地区 地下工事など着々と

住宅新報 2016年6月14日 号 4面

マンション・開発・経営
  • 新宿を背に東北沢側から見た下北沢駅方面

    1 / 3新宿を背に東北沢側から見た下北沢駅方面

  • 下北沢駅から小田原方面を望む

    2 / 3下北沢駅から小田原方面を望む

  • 地下緩行線フロアでの工事説明風景

    3 / 3地下緩行線フロアでの工事説明風景

 小田急電鉄が東京都の連続立体交差事業と一体的に進めている「小田急小田原線複々線化事業」が着々と進み、2年後17年度末に完成、駅舎や駅前広場などの整備を含めた全体事業の完了は18年度の予定だ。複々線化事業の最終区間で、地下化した世田谷代田~東北沢間(1.6キロ)の下北沢地区で6月9日、同社は「複々線完成による効果説明会と工事見学会」を開いた。

 同事業は64年に都市計画決定し、輸送サービスの抜本的な改善を目的に、和泉多摩川~東北沢間の10.4キロで事業化した。89年に着工し、高架式の狛江地区は97年、世田谷地区は04年11月に完成。地下区間は13年3月に在来線の地下化を実現(最後の踏切9カ所も全廃)していた。総事業費は3100億円という。

 京王井の頭線と交差する下北沢駅は現在、地下2層構造の線路トンネル工事(緩行線)と駅舎構築工事が同時に進められ、さながら迷路状態。これが完成すると地下約20メートルを急行線、同約10メートルを緩行線が各複線で走行する形となる。乗降や乗り換えがスムーズにいくよう複数の長短エスカレーターやエレベーターなどを配置し、自由通路を取り入れた2階建ての駅舎や、京王線利用客や来街者などの動線も考えた駅前広場の整備を行う。また、線路上地上部の活用・整備も併せて進める予定だ。

 複々線が完成すると、(1)混雑緩和による快適な輸送環境の提供、(2)所要時間短縮による都心方面のアクセス向上、(3)千代田線直通列車増発による都心部への利便性拡大――という3つの効果が実現できる。混雑緩和では、1時間当たりピーク運行本数を現行27本から36本に増発し混雑率を189%(世田谷代田~下北沢間)から160%に緩和。また、町田~新宿間の所要時間を38分に10分短縮すると共に、千代田線直通列車を5本から12本に増発でき、再開発が進む大手町・日本橋方面への利便性を増大できる。

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