品川、羽田の可能性拡大 京急グループ 変化視野に20年長計
住宅新報 2016年5月24日 号 4面
京浜急行電鉄はこのほど、35年を目標年次とした20年にわたる「京急グループ総合経営計画」を策定した。今後事業が本格始動し、同社グループの一大プロジェクトとなる品川駅周辺開発などを見据え、事業環境の変化に対応し、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指すのが狙い。
まず定めた長期ビジョンは「品川・羽田を玄関口として、国内外の多くの人が集う、豊かな沿線を実現する」。それに伴う長期経営戦略は、基本方針として「エリア戦略」(東京・日本の玄関口「品川」「羽田空港」の成長を担い、そのポテンシャルを最大限沿線の活性化へつなげる)、「事業戦略」(人口減少社会に立ち向かう事業構造へ)、「お客さま戦略」(選ばれる企業グループへ)を掲げた。また、長期経営戦略を時系列に示す期間ステップとして、16~20年度を「構造変革期」(土台づくりを進める期間)、21~25年度を「成長準備期」、26~35年度を「長期ビジョン完遂期」と設定した。
当初5年間の構造変革期を対象とした中期経営計画はまず「エリア戦略の重点テーマ」を定め、(1)品川駅を筆頭に駅周辺を核とする街づくり、(2)羽田における基盤強化、(3)都市近郊リゾート三浦の創生、(4)地域とともに歩む――ことを推進。「事業戦略の重点テーマ」は(1)基幹である交通事業の基盤強化、(2)賃貸事業・マンション分譲事業の戦略的展開、(3)訪日外国人需要の取り込み、(4)筋肉質な事業構造への変革――を挙げた。20年度経営指標(計画)では営業利益330億円、EBITDA680億円、純有利子負債4200億円とした。





















