地所レジ・不燃公社 「木密解消」、駅前に竣工 ザ・パークハウス品川荏原町 防災街区事業で
住宅新報 2016年3月22日 号 5面
三菱地所レジデンスと首都圏不燃建築公社はこのほど、東京都品川区の東急大井町線荏原町駅徒歩1分の場所で開発していた新築分譲マンション「ザ・パークハウス品川荏原町」を竣工した。
同物件は、防災街区整備事業を活用して行われた建て替え事業。984m2の敷地に昭和20年後半から30年にかけて建築された木造家屋が24棟密集していた地域だ。防災性向上を目的に東京都が進めている「不燃化10年プロジェクト」の中でも、特区エリアとしてコア事業に位置付けられていた。
防災街区整備事業によるプロジェクトは全国でも7件と少なく、竣工は今回で4件目。規模が小さくても権利変換方式による事業が可能で、公共施設の建設などを伴わなくて済む特徴もある。ただ、認知度の低さから利用が進まないと言った背景があり、首都圏不燃建築公社では、「今回のプロジェクトは、次に続く事業だと考える。12年3月の準備組合設立から4年で竣工するなどスピーディーな展開を実現できた。制度利用に誘発的な効果があればと考える」と話している。
従前の権利者数は22人で、そのうち権利変換者は18人に上った。マンション建設に当たっては容積率アップの特典などはなかったが、補助金を活用した開発を手掛けることができた。総事業費の約4割は補助金で賄えた。
14年秋に即日完売
同マンションは、地下1階地上18階建て・住宅戸数55戸で店舗14区画。住宅の販売戸数は47戸で、販売価格は3748万~7708万円(専有面積39~76m2)だった。最高倍率7倍、平均1.87倍で14年秋に即日完売した。
三菱地所レジデンスでは、「当社は保留床販売の部分について大きな期待を寄せられた。社会的意義の高い事業において、資産価値の高い建物をいかに開発するかを考えた」としている。























