再開発ラッシュ東京都心 魅力的な国際都市目指して <中> 新機能加わるビジネス街 丸の内地区と日本橋地区
住宅新報 2016年2月16日 号 1面
◎再生計画第2ステージ
日本橋再生計画。「残しながら、蘇らせながら、創っていく」をテーマに官民地域が一体になって進めている日本橋地区の街づくりだ。三井不動産はその推進メンバーの一員。これまで保有ビルの共同建て替えなどを通じて活性化を図ってきた。その日本橋再生計画が第2ステージに入った。「都市型スマートシティ」づくりの中核を担う日本橋室町三丁目地区再開発事業の起工祝賀会が1月29日に開かれ、工事が本格化した。
計画によると、地上26階地下3階建て、延べ床面積約16.8万m2のビルを建設し、地域に電気と熱を供給するエネルギープラントを設けると共にイノベーションや産業創出で成長し続ける街の実現を目指す。区域面積が約2.1ヘクタールの組合施行の事業で、三井不は地権者、保留床を取得する参加組合員、事務局業務受託者として参画している。
ちなみに日本橋再生計画の第1ステージで同社は日本橋三井タワー、コレド日本橋、コレド室町1.2・3に福徳神社の再建などの事業を竣工。中央通り沿いの賑わいと防災面での対策強化、インバウンド対応、更にエリアに不足していた居住機能(高級賃貸住宅)や新産業創出機能の導入などを進めてきた。第2ステージでは日本橋室町三丁目地区のほか、日本橋一丁目1.2街区、日本橋一丁目中地区、日本橋二丁目地区、八重洲二丁目北地区、同中地区など10プロジェクトを推進する。20年五輪・パラリンピック後を視野に入れた展開となる。
また、八重洲・京橋地区では地元の東京建物が13年に東京スクエアガーデン(24階建て、延べ床面積約11.7万m2)を開業したのを機に大型再開発が加速。今秋には日本土地建物などと推進中の京橋エドグラン(32階建て、同約11.3万m2)が開業するほか、24年の竣工を目指した「東京駅前八重洲一丁目東地区」(54階建てなど、同約24万m2)の事業も動き始める。
◎高さ日本一のビルも
いわゆる丸の内地区の再開発事業は、エリアの最大地権者である三菱地所が98年から取り組んできた丸の内再構築計画がベースにある。それとエリア内地権者が建て替えなどに取り組んで弾みがついた。三菱地所は最初の10年を第1ステージとし、丸ビル、東京ビル、新丸ビルなどを竣工。現在は08年からの第2ステージを推進中で、15年度には「大手町1-1計画」A棟が「大手門タワー・JXビル」として11月に竣工、16年度は同B棟(事務所とサービスアパートメント)と大手町連鎖型再開発第3次事業(事務所と温泉施設、和風旅館)が竣工予定だ。これまで丸の内地区になかった英語対応病院、温泉、和風旅館、住宅などの機能を導入すると共に、国際的な起業・ベンチャー企業にも対応した多様な街づくりを推進中だ。
昨年着工した「丸の内三丁目計画」(富士ビル、東京会館ビル、東京商工会議所ビルの一体建て替え)が17年度の竣工予定であるほか、今最も注目されているのが「常盤橋街区再開発プロジェクト」。千代田区大手町2丁目と中央区八重洲1丁目にまたがる約3.1万m2の土地に、高さ日本一の地上61階建てビル(高さ約390メートル、延べ床面積約49万m2)などを建設するものだ。全体竣工は27年度という息の長い事業である。























