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スタンダード会員限定地所レジ 「戸別リノベ」順調に拡大 最高級シリーズ、九段下で初弾

住宅新報 2016年1月12日 号 5面

マンション・開発・経営
東京・九段下の「ヴィンテージルームズ」。新築時を上回る価格で販売している

東京・九段下の「ヴィンテージルームズ」。新築時を上回る価格で販売している

 三菱地所レジデンスは、戸別単位のマンションリノベーション事業を強化中だ。13年10月から同事業を開始し、直近1年間で約100戸のリノベーション物件を供給した。当面は30億円程度の売上目標を掲げており、将来的には年間500~600戸・売上高200億円を目指す。

 このほど、シリーズの最高級ブランド「ヴィンテージルームズ」の初弾物件を東京・九段下で供給した。「希少性の高い立地での高級物件」を対象としたリノベーションシリーズで、今後も〝億ション〟を対象としていく予定。今回の物件は、築15年の東京メトロ各線九段下駅徒歩6分に位置する「九段坂ハウス」の13階部分。専有面積143m2の3方面角部屋の住戸で、新築時販売価格表によると2億2800万円。リノベーション事業の競争が激しい中で、ハイグレード物件を仕入れ「差別化」を図ることができる強みを生かした格好だ。

 今回のリノベーションでは、グレードの高い既存建具はほぼそのまま生かし、住設機器と内装の刷新を行った。物件が持っている元々のポテンシャルを、更に引き立てる内容を心掛けたという。

 キッチンの天板と壁面を人工大理石のシーザーストーンで一体施工する技術を施したほか、1坪を超える広さがあるバスルームの一部には御影石を採用。天井埋め込み型エアコンもすべて最新式に取り替えた。そのほか、既存の扉枠はそのまま生かし、クロスだけを高級感ある織り布状のものにリニューアルする工夫なども行った。新築時価格を上回る2億6000万円で販売中だ。

 同社では元々、新築マンションブランド「ザ・パークハウス」に準じた仕様のリノベーション事業を展開していた。コストや仕入れの面でスケールメリットを生かせるからだ。その取り組みが軌道に乗って以降は、ザ・パークハウス以外の仕様を中心とした「シンプルライン」、DIYをテーマとした「プレーンルームズ」、そして今回の「ヴィンテージルームズ」と多様な商品ラインアップをそろえた。当初4人でスタートした事業体制も、現在は20人規模に拡大している。

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