中小老朽ビル再生に秘訣 ホテル、貸し会議室、福祉モール… 新たな価値生む空間へ
住宅新報 2016年1月5日 号 16面
バブル期に大量供給された都市部の中小型ビルに空室が目立つ。しかし立地条件は悪くない。そこで、こうした空きが目立つ老朽中小型ビルを再生する動きが広がっている。築20年以上経つと、設備や外観が古くなるだけでなく、街としての機能が大きく変わっていることもある。今、中小型ビルは、新しい価値を生み出すための空間として、ホテルや福祉施設、貸し会議室など多様な用途へと変身しつつある。
12月中旬、観光地として有名な東京・浅草エリアに、外国人観光客をメインターゲットとしたホステル「ブンカ ホステル トーキョー」がオープンした。築30年の商業ビルを用途変更したものだ。企画・設計・運営はUDS(東京都渋谷区)。物件の有効活用を望む所有者に対し、より収益が見込める用途として提案した。
場所は、地下鉄の浅草駅から徒歩5分の商店街の一角に位置する。地上7階建て・延べ床面積996m2の建物で、1階部分を宿泊者はもちろん誰でも立ち寄れる飲食店「居酒屋BUNKA」に、2~7階を宿泊施設(128床)とした。部屋タイプは多様で、1人3000円で泊まれる2段ベッドタイプや、ビジネスマンの利用も想定したシングルベッドタイプ(1人5000円~)、グループ利用できる個室(1室1万6800円~)を用意した。






















