明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第112回 超高層ビルとエレベーター 住むための機能日本で進化
住宅新報 2015年12月8日 号 4面
【学生の目】
超高層ビルは土地の高度利用を図る方法として定着している。地震国であり100尺(31メートル)の絶対高さ制限が採用されていた日本でも、技術革新によって超高層ビルの建設が可能となった。容積率制への移行に伴って事務所ビルを中心に建設が進み、今では超高層マンションも多くみられる。しかし、超高層マンションはもともと高密度に住むために考えられたわけではない。
近代建築の巨匠、ル・コルビュジエは都市を改造して理想都市を建設することを考え、パリの『ヴォアザン計画』(1925年)、『輝く都市』(1930年)などを発表した。低層過密で劣悪な都市を改造するものだ。超高層ビルで同じ住戸密度を確保する一方、超高層化で生まれる空地を、太陽と空気と緑に満ちた空間として、開放的で清潔な暮らしを実現する考えだ。パリでは実現しなかったが、以降の都市計画に大きな影響を与えた。






















