新宿区「富久クロス」が竣工 山手線内最高 55階建て核に 足かけ19年 野村不など4社参画
住宅新報 2015年9月15日 号 4面
東京都新宿区の西富久地区第一種市街地再開発事業がこのほど、山手線内最高の55階建て超高層マンションと地権者向け戸建て風住宅、商業施設などで構成する「富久クロス」として竣工した。バブル期の地上げなどで崩壊の危機に瀕したまちが、早稲田大研究員チームの支援を受け、住民主導のまちづくり組合ができてから足かけ19年かけて完成した。
まちづくりは幾度も頓挫しかけたが、02年に都市再生緊急整備地域に指定されてから動き出し、09年に組合設立認可、10年にディベロッパーとして野村不動産、三井不動産レジデンシャル、積水ハウス、阪急不動産の参画が決まって軌道に乗った。敷地面積は約1.62ヘクタール。かつて住宅が虫食い状態で、道路が狭く消防車が入れない、しかも段差のあった地区は、超高層棟1084戸、中低層棟138戸の計1222戸、約3000人が暮らす住宅と大型スーパー、認定こども園、新宿区防災倉庫と広場と庭、拡幅された道路という防災に強いまちに生まれ変わった。
戸建て風のペントテラスと賃貸棟は地権者還元分で、一般分譲したのは超高層棟のうちの992戸。13年9月から4期連続で即日完売した。平均坪単価は328万円で、平均価格は6750万円だった。購入者は都区内在住者が67%で、年齢は平均48.7歳。親子、兄弟で2戸購入する需要が目立ったほか、2戸連結購入も7件あったという。外国人の購入は約40件弱だった。






















