空室で実施設計コンペ ラ・アトレ 学生対象に実施
住宅新報 2015年6月9日 号 5面
ラ・アトレ(東京都港区、脇田栄一社長)は6月22日まで、全国の学生を対象に空室住戸の実施設計コンペの作品を募集している。今回が2回目の開催で、東京都世田谷区上野毛にある約30m2の賃貸マンションの一室をリニューアルするもの。同社では、「〝すむ〟という行為を見直し、地域や社会に目を向け、単身世帯などのこれからの住まい方を予見した、賃貸住宅の〝かたち〟を提案してほしい」としている。
8月上旬には実際の設計プランとして採用する最優秀賞などを決め、年内に工事完了する予定だ。1年前に行った1回目のコンペ(48m2の住戸)では、135点の応募作品の中から近畿大学工学部建築学科4年の澤田遥香さんのプランが選ばれた。「ハコのある暮らし」をテーマとしたもので、高床になっている箱により住戸内に空間をもうひとつ作ったプラン。また、アイランドキッチンを明るい南側のテラスに配したことも高く評価された。長期間空室だったが、賃料も大幅にアップした上で賃貸募集開始からわずか13日目で入居者が決まった。
今回の上野毛の住戸は、三角形の形をした〝変形型〟の住宅。ただ、約11m2のテラスが付いており、学生たちはどのような〝住まい方〟の提案をプランに落とし込めるか。同社では、「学生時代に実施を経験できる数少ないチャンス。未来の巨匠を目指してほしい」とエールを送っている。






















