この10年ほどで、都市部の中古流通市場は着実に拡大している。しかしけん引役となっているマンションと比べ、戸建ての伸び率はいまひとつ。空き家問題の焦点でもある戸建ての流通促進は、中古市場の発展に向けて避けて通れないテーマだ。そこで中古マンションでほぼ定着した「買取再販」モデルに着目し、戸建て市場で成長する可能性を探る。 (鹿島香子)
全国の指定流通機構のデータによると、過去10年間における中古住宅の成約件数は各都市部で増大している。03年度と13年度で比較すると、首都圏は3万8774件から4万8885件で26.1%増、近畿圏は1万8655件から2万8628件で53.6%増。件数ベースでは、それぞれ約1万件上積みされた。中部圏では、愛知県が4635件から5552件で19.8%増。このほか仙台市が1229件から1678件で、36.5%増だ。
マンションが市場けん引
























