NIKKEI建物勝負の建売住宅 注文と中古リノベの〝中間〟 家具メーカーとの共同事業
住宅新報 2014年12月16日 号 7面

15年2月に完成する、「marks house」第一弾の完成予想パース。北海道産の無垢材を使う点などが特徴。大切に住んでもらえる建売住宅をつくる
「横浜スタイル」のブランドで売買仲介を展開するNIKKEI(横浜市中区)はこのほど、「marks house(マークスハウス)」と銘打った新築分譲住宅事業をスタートさせた。家具の製造販売を手掛けるスタンダードトレード(以下ST、横浜市港北区)との共同事業で、STが設計・施工、NIKKEIが販売を主に担当。品質を追求し、「横浜発の格好いい建売住宅」として訴求する。第一弾は15年2月に完成予定だ。
NIKKEIの本部システム部・高杉義征部長は、「〝あえて〟建て売り事業に参入した」と話す。「中古住宅の比率は年々高まっているが、新築住宅に対するニーズがなくなることはない。それなら、手入れをしつつ永続的に使ってもらえる住宅をつくろうと考えた」(高杉部長)。
その上で建て売りに焦点を当てたのは、「住まいにこだわりたい消費者の選択肢が、現状では注文住宅と中古リノベーションの二者択一」(同部長)であるため。両者の間の価格帯に位置付けられるのが建売だが、「量産型の画一的なハコモノ」(同部長)が多く、品質やデザインの面で消費者ニーズに応えきれていない、という認識だ。このミスマッチを埋め、更に「横浜らしい建売住宅」のコンセプトを付加した。
理念を具現化するのが、例えば北海道産のナラの無垢材。木のあたたかみやシンプルさを重視し、シリーズの標準仕様とする。建具の素材もこれに合わせ、真鍮(ちゅう)のドアノブなどを採用した。間取りは生活者の行動を分析して設計し、STによるアフターフォロー態勢も整える。
現在建設中の4棟は、敷地面積が103~108m2、建物面積が74~91m2。価格は4400万~4700万円に設定した。「建物で勝負する」(同部長)意図から、あえて相場より約1000万円高めにしたという。
このほか15年5月の完成を目指し、横浜市中区で2棟を計画している。従来通り売買仲介を主軸に据え、年間目標は7~8現場にとどめる考えだ。























