新宿三井ビル 屋上に超大型制震装置 40周年記念展示も 揺れを6割低減
住宅新報 2014年9月23日 号 4面
三井不動産は9月16日、東京・西新宿の新宿三井ビルディング(55階建て、延べ床面積約18万m2)が10月に竣工40周年を迎えるのを機に、ロビー階で同ビルの歴史と入居企業の歴史、西新宿エリアの発展を年表や各企業ブースで紹介する記念展示を始めた。10月10日まで開催し、クイズ形式の「西新宿検定」も併せて実施している。
また、同ビルのBCP(事業継続計画)対策の強化のために実施している、日本初の超大型制震装置TMDの屋上設置工事の状況を報道陣に公開した。長周期地震動が発生した場合の揺れを低減させるもので、1基300トンの振り子式の錘を計6基(約1800トン)設置する。従来、風揺れ対策に使用してきたものを地震動向けに大型化した。同時に、低層階(5~10階)コア部に地震揺れを抑制する高性能オイルダンパーを48台設置した。
制震装置TMDは高さ12メートル、幅13メートル、奥行き11メートルと巨大なもので、錘とオイルダンパーとケーブルで構成する。16日時点では、2基目を設置したばかり。11月中旬に4基の設置が完了した時点で、稼働を開始する。全6基の設置が完了、稼働するのは来年3月下旬の予定だ。
これによって長周期地震動の揺れ幅を6割削減でき、また揺れが停止するまでの時間を従来の6分の1まで短縮できるという。この制震装置TMDの設置費用は約50億円。























