日比谷花壇、サ高住に参入 西新井足立区で62戸 東京建物不販、やさしい手と協働 花を身近に、園芸療法も
住宅新報 2014年9月16日 号 4面
日比谷花壇(東京都港区、宮嶋浩彰社長)がサービス付き高齢者向け住宅事業に参入する。管理運営で実績のある東京建物不動産販売(東京都新宿区、種橋牧夫社長)、介護サービス提供事業者のやさしい手(東京都目黒区、香取幹社長)と組んで事業化する。第一弾プロジェクトは10月1日、都内足立区西新井に開業する「グレイプスガーデン西新井大師」。同社は事業主として、また花や園芸を活用した一部サービス提供事業者として運営を担う。
建設地は同社配送・デザインセンター跡地(面積1153m2)で、東武大師線大師前駅から徒歩8分の住宅街。建物は鉄筋コンクリート造り7階建て(延べ床面積2580m2)で、施設は19~30m2(ワンルーム)の住宅62戸と訪問介護事業所などで構成する。
敷地内の1階庭園、6階屋上庭園に100種類以上の木や花を配して、同社ならではの「花を身近に感じる住まい」を実現。高齢者の介護・認知症の予防を目的とする「フラワーアクティビティプログラム」と、身体・精神機能の維持回復などを図る「園芸療法」を導入する。
また、コンシェルジュによる日常生活の手伝いや見守り・緊急対応サービスを行うほか、併設する訪問介護事業所で24時間の介護対応から1日複数回のケアも可能。地元足立区で実績のある医療社団法人あすは会・東伊興クリニックと連携し、介護と医療連携のサポート体制を整えた。
更に、やさしい手の「看取り」と「日比谷花壇のお葬式」サービスを連携させ、最期まで過ごした部屋で家族や同住居内の友達や施設スタッフと別れることができるエンディングサポートも実施する。
貸主・管理運営を担当する東京建物不動産販売は9月13日から予約制見学会を実施して、本格的な入居者募集に入った。条件は賃料(月額)が6万2000円から14万円で、管理費が1万1000円から1万5000円、基本サービス費用が3万5640円(税込み)。ほかに食事代(オプション)がかかる。敷金は賃料の3カ月分。
企業理念にマッチ
宮島浩彰・日比谷花壇社長の話 当社はお葬式事業による「エンディングライフ」と「地域コミュニティ」の両方に根をはることで、花を介して地域に貢献できるビジネスを展開。サ高住事業は企業理念に一番マッチする投資だ。これまで展開してきた高齢者向けのサービスを直接提供できる場として、お客様の反応や要望を身近に見聞できる貴重な機会ととらえている。
























