ビッグデータで集客支援 ネクスト 開発事業者を対象に 属性・履歴基にウェブ配信
住宅新報 2014年7月22日 号 4面

NabiSTARのモデル図
ネクスト(東京都港区)はこのほど、ビッグデータを活用したマーケティング支援サービスの提供を不動産会社向けに開始した。不動産会社とネクストがそれぞれ保有する顧客データなどを、一元的に管理・分析。顧客ごとに最適化した広告配信などを自動で行い、集客につなげる仕組みだ。主にディベロッパーや新築分譲住宅事業者の利用を想定している。
サービス名は「NabiSTAR(ナビスター)」。ネクストがシステム会社のALBERT(アルベルト、東京都港区)と共同開発した。ネクストが運営する不動産ポータルサイト「HOME’S」に蓄積してきたユーザーの「オーディエンスデータ」(行動履歴)と、不動産会社が保有するオーディエンスデータや顧客データを集約したプラットフォームを会社ごとに構築。ここでデータを自動分析し、顧客の属性や希望条件に合わせたアプローチを行う。
具体的なアプローチの仕方は「広告配信」「サイトコンテンツ」「メール配信」の3つ。広告はターゲティング広告の手法で、例えばウェブ上の行動履歴からユーザーが「港区希望、予算5000万円」で物件を探していると判断すると、これに沿った広告を表示する。
ECサイトなどの分野では、サイト訪問者の購買履歴といったビッグデータの活用が進んでいる。ネクストでは「アナログな業務が多い不動産業でも、集客はウェブで効率化できる」と発想。10年以上にわたり蓄積してきたオーディエンスデータを使ってマーケティング支援を行う、今回のサービスを開発した。複数のディベロッパーに試験利用してもらったところ、「ウェブ広告での顧客獲得単価が4分の1になった」「メール開封率が3割上昇した」などの事例が報告されたという。
サービスをすべて利用する場合、費用は月額数十万円程度。別途初期費用がかかる。ネクストは3年後をめどに売上高11億円を目指す。





















