藤澤雅義の賃貸管理 現場中継 (51) 自社メディアのプロモーション戦略(1) ノベルティにお菓子活用 珍しさと長く目にする「缶入り飴」
住宅新報 2014年7月8日 号 6面
連載: 藤澤雅義の賃貸管理 現場中継
※今回は、オーナーズエージェントコンサルティング事業部次長今井基次が担当します。
賃貸管理業務の中に、仲介会社からの物件問い合わせ対応があります。空室数にもよりますが、1人当たり1日20~80件もの電話対応に時間を割かれます。その電話内容には、物件空室確認だけでなく、FAXでの図面送信、内見の手配などがあります。
電話対応と言っても、他の業務を行いつつ対応をする場合がほとんどですので、電話が鳴る度にいちいち手を止めたり、FAXを送りに行ったりと、業務に集中しづらくなり、結果として生産性や能率も思うように上がりません。
そこで当社では、電話数軽減のための効率化や、客付仲介会社との関係強化のために、「アートプロパティー」というBtoB専用サイトを設けています。しかしながら、FAXでの図面情報交換が根付いている業界ということで、仲介会社がアートプロパティーを利用する必要性があまりないため、各仲介各社への周知が難航していました。そこで、最近私たちが行った取り組みをご紹介します。
認知度向上のため
仲介各社からしてみれば、当社アートアベニューは数ある取引企業の中での、一管理会社に過ぎません。よって、アートアベニューの物件以外にも、他に物件は多数存在するわけですから、わざわざアートプロパティーというサイトを検索するという労力を使ってまで、アートアベニューの物件を紹介する必要がありません。そこで、まずはアートプロパティーを「知ってもらう」にはどうしたらよいかを考えました。
まずは、「知ってもらう」ために、営業マンに興味を持ってもらう必要があります。そこで、ノベルティの活用を思いついたのです。ノベルティというと、卓上カレンダーやメモ帳、ペンなどの文房具が多いのですが、あまりに面白みに欠けるため「お菓子」に目をつけました。お菓子はもらって嬉しくない人はいませんし、なによりもらう楽しさがあります。
最近では、プロモーション手法の一つとしてお菓子のノベルティを利用するケースが増えています、私が目を付けたのは缶入り飴のサクマドロップスでした(写真)。サクマドロップスは、飴が数十粒入っているため、食べ終わるまでに時間がかかります。つまり、長い間卓上に存在するため、広告効果が高くなるわけです。例えばキットカットやうまい棒などもあるのですが、それらは、食べ終わったらすぐに広告部分が捨てられてしまいます。
それから、ポイントはその広告デザインにあります。ちょうど2014サッカーワールドカップが開催されている時期ということで、サッカーにちなんだデザインという、時事ネタで面白みを増し、周知しやすくしました。
広告はただ一方的に伝えるだけでは効果がなく、「どのようにしたら知ってもらうことができるのか?」が、非常に重要なポイントなのです。(続く)
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藤澤:ノベルティにもいろいろあるが、ティッシュはもとよりメモ・ペンなどをもらってもそれほど嬉しくもないし、珍しくもない。どうせやるなら目立つものを、と決まったのがこの缶入りドロップ。ガムというアイデアもあったが、各営業スタッフのポケットに入ってしまって終わり。「缶入り」ならしばらくデスクの上に置かれるだろう、というヨミだ。

























