水だけで駐車場火災抑制 地所設計が共同開発 大手町計画で初導入
住宅新報 2014年7月8日 号 4面
三菱地所設計はこのほど、斎久工業、千住スプリンクラーと共同で、泡消火薬剤を一切使用せず、水だけで屋内駐車場火災を抑制するNFシステム(閉鎖型水噴霧設備)を開発した。特許出願中で、既に千代田区大手町で開発中の「仮称大手町1-1計画」プロジェクトへの国内初採用が決定している。
建物の屋内駐車場には一般に、泡消火設備が設置されているが、多くの泡消火薬剤にはフッ素系の残留性有機汚染物質が含まれ、泡消火設備の代替となる駐車場消火設備の開発が課題だった。一方、水噴霧消火設備は設備構成が複雑かつ大量の水を必要とし、また維持管理の手間や設置コストがかかるため、これまで敬遠されてきた。
NFシステムは、既存設備より少ない水量でも火災を抑圧できるよう放水圧力を上げ、散水板の形状を改良したNFヘッド(高天井用と低天井用)を開発・適用したのが特徴。泡消火薬剤を一切使用しないため、廃棄処理が不要となるという。





















