反射板 首都圏マンション市場の先行き コスト高、価格動向に注目
住宅新報 2014年7月1日 号 4面
「首都圏市場は供給戸数が昨年を下回っているとはいえ、一昨年よりは増えていること。また、(好不調の分かれ目である)初月成約率は70%ラインを上回っていることもあり、今後も好調に推移するのでは」
東京都港区で5社が共同開発する「グローバルフロントタワー」の発表会の席で、三井不動産レジデンシャル都市開発一部の町田収開発室長は、市況全体の先行きについてこのように述べた。このプロジェクトは免震構造36階建て、総戸数883戸。既に資料請求が1万件を超え、モデルルーム来訪者は約2000組という話題の物件。集客状況は「想定通り」という。
こうした臨海部などの大型プロジェクトに相当数の需要者が集まり、状況は消費税駆け込み時の盛況ぶりを彷彿させるが、それでも中身はやや減速気配があると指摘する声もある。「需要者が慎重で、以前のような早い決断が少なくなった。所得の伸び悩みが続いていることが背景にあるほか、価格動向も注視している人が目立つ」(大手不動産担当者)。人気物件でもこれだから、話題性に事欠くプロジェクトとなると、その勢いは鈍りがちだ。





















