建築図面の起源は、施工するために施主である貴族や僧などの意向を反映した絵図でした。残存数が非常に少ないのが特徴です。建築指図が目的で、多くは完成後に破棄されたためだと思われます。絵図は当初「図」と呼ばれ、時代が下ると「図面(ずおもて)」、「図面(ずめん)」と呼ばれるようになりました。
日本最古の建築図面は、奈良正倉院所蔵の「東大寺講堂院図」(760年頃)とされています。大仏の後方に存在する講堂を中心に僧坊や食堂院を配置したもので、建物の位置関係や連結状態が図示されています。後の発掘遺跡との整合性も、極めて高い絵図です。
後の参考となるように
























