実力つける中古住宅瑕疵保険④ 個人間売買タイプ 更なる商品改定の可能性 「検査先行」への期待と懸念
住宅新報 2014年5月13日 号 7面
連載: 実力つける中古住宅瑕疵保険

瑕疵保険の現場検査の光景。床の傾斜を確認している
本連載の後編では個人間売買タイプに焦点を当て、その中で「二重検査の簡略化」の経緯と成果を伝えた。このほかにも、瑕疵保険の商品改定はあり得るのだろうか。保険の提供元である保険法人や、顧客に取り次ぐ立場の仲介業者の声を聞くと、その可能性が見えてくる。
「検査だけでも受けておくと、後に起き得るトラブルを防止できる」。ハウスポート湘南(神奈川県横浜市)の佐藤公伯代表は言う。大成有楽不動産販売(東京都中央区)の梅田勇一常務執行役員も、「事前に(住宅の状態を)チェックすることは重要」と指摘。引き渡し後に不具合が見つかりクレームに発展すれば、「顧客満足度が下がってしまう」(同常務執行役員)ためだ。いずれの意見も、検査の意義を理解するのに十分な説得力をもつ。
ここで確認しておきたいのは、瑕疵保険における現場検査の目的が「保険に入れるかどうかを判断するため」(国土交通省瑕疵担保対策室)だということ。つまりそれに主眼が置かれるわけではなく、あくまで保険に付随する要素ということだ。保険商品である以上、当然の位置づけといえる。したがって、保険を申し込んだ後に検査する順序が原則となる。























