街区間で電力融通 スマートグリッド実用化へ 三井不が「柏の葉」で 7月から段階的に運用
住宅新報 2014年5月6日 号 4面
三井不動産は7月から、千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」で、太陽光発電や蓄電池などの分散電源エネルギーを街区間で相互に融通するスマートグリッドの運用を段階的に開始する。自営の分散電源や送電線を使い、公道をまたいで街区間で電力の相互融通を行うのは、日本初のケースとなる。実現に向けて電力制御技術を確立すると共に、経済産業省から災害時に「特定供給」によって既存住宅街区に電力供給を行うことに対する許可も受けた。
電力融通の計画概要によると、取り組むのは(1)平常時の電力ピークカットと(2)非常時の防災力強化。(1)では「各街区内の建物で電力会社の系統電力と太陽光発電や蓄電池などの分散電源を併用して分散電源の電力を街区間で融通し合う」「平日は商業施設からオフィスへ、休日はオフィスから商業施設へ電気を供給する」取り組みで、地域レベルで約26%の電力ピークカットを行い、両施設合計で年間約1000万円の経済的メリットを見込む。また、(2)では、系統電力が停電した際、地域に分散設置した発電・蓄電設備の電力を住民生活の維持に必要な施設・設備まで供給する。具体的には、発電・蓄電エネルギーを集合住宅のエレベーター、共用照明、集会所などの共用設備に供給する。





















