東急不HD 経営統合効果推進へ新体制 東急不社長に三枝利行氏 東急コミュは岡本潮氏
住宅新報 2014年3月4日 号 1面
東急不動産ホールディングス(HD)傘下の事業子会社である東急不動産は2月26日、金指潔社長が会長になり、後任に三枝利行取締役常務執行役員が昇格する人事を決めた。植木正威会長は取締役相談役に退く。また、東急コミュニティーは中村元宣社長が会長になり、後任に東急不動産取締役副社長執行役員の岡本潮氏が就任する人事を決めた。いずれも4月1日付。なお、東急不動産HDの役員人事は3月下旬に行う予定。
今回の人事は昨年10月、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブルの東急不動産グループ3社を経営統合して東急不動産HDを設立したことを受けたもの。財務基盤を強化し、将来的な成長のための事業推進体制を確立したのを機に、世代交代して事業を推進するのが狙いだ。
東急不動産新社長の三枝利行氏(さえぐさ・としゆき)は、81年東急不動産入社。住宅事業本部、資産活用事業本部で統括部長を務めた後、08年執行役員。11年から取締役常務執行役員事業創造本部長として新規事業や海外事業を担当。13年10月から東急不動産HD取締役。青山学院大経済卒。東京都出身、55歳。
また、東急コミュニティーの新社長、岡本潮氏(おかもと・うしお)は74年東急不動産入社。都市事業本部、ビル事業本部統括部長の後、02年執行役員。04年に取締役となり、常務、専務執行役員を経て、11年から取締役副社長執行役員。13年10月東急不動産HD取締役。東大農卒。神奈川県出身、64歳。
グループ力最大化へ
都内のホテルで会見した東急不動産ホールディングの金指社長は、今回の人事について「財務基盤の確保による事業成長の加速と企業間シナジーの拡大を狙った経営統合の本格的な展開のため、グループ総合力の最大化を図るため」と強調した。
三枝新社長には1月末に意を伝えた。「ねばり強さや内外のネットワークはもちろんだが、何よりも周りの人を一瞬にして前向きにさせ、組織を1つにまとめる力がある」と評した。そして「三枝色に染まった企業体にしてもらいたい」と後事を託した。自らは東急不HDの社長として「グループ全体の経営を見ていく」とも語った。
三枝新社長は、「創業60周年の節目を『第2の創業』と位置付けている。モットーは『ノーアタック、ノーチャンス』だが、東急不動産の原点であるものづくりを機軸に、様々な事業にチャレンジしたい」と抱負を述べた。
東急コミュニティーの岡本新社長は、「入社して40年間、何度も経済変動の波に洗われてきた。投資型ビジネスとバランスを取りながらストック型ビジネス、新しい非投資型ビジネスをレベルアップさせていきたい」と語った。























