不動産取引現場での意外な誤解 賃貸編(59) 借地契約の更新料は、なぜ特約もないのに支払うのか?
住宅新報 2013年12月10日 号 9面
連載: 不動産取引現場での意外な誤解
Q 借地の場合には、更新料を「支払う」という約束がないにもかかわらず、ほとんどの借地人が更新料を支払っているようですが、それはなぜなのでしょうか。
A それは、現在更新される借地契約のほとんどが40~50年以上前からの契約ですから、その当時としては、契約書をつくらなかったり、つくったとしても紛失したりしてはっきりしないケースが多いのですが、その後に更新料を支払う約束をしたものもあったかも知れません。しかし実際のところは、借地契約の場合は借地期間が長いために、その間に貨幣価値が下落し、相対的に地代が下がり、その不足分を更新料で埋め合わせる必要が出てきたことと、もう1つは、借地人の意向で、いずれ更新後にやってくる建物の建替えや増改築、あるいは用途変更といったようなニーズに対し、地主との間で良い関係で合意したいと考えているからだと思います。
Q では、更新料を支払えば、それらの問題に対し、地主が必ずOKを出すということなのですか。
























