太陽光と蓄電池で緑地維持 スマートマンションに自然エネルギーを融合 大京と近鉄不 横浜市都筑区に221戸
住宅新報 2013年12月3日 号 5面
大京(東京都渋谷区)と近鉄不動産(大阪市天王寺区)が横浜市都筑区で、太陽光発電や蓄電池などのエネルギー設備機器と自然な風の流れを促すパッシブデザインを融合させた総戸数221戸のスマートマンション「ライオンズ港北ニュータウンローレルコート」の開発を進めている。12月中旬に第1期72戸を販売する。
同マンションは、約8600m2の敷地で変則コの字型に4棟構成で建つ。建築面積は3780m2とゆとりを持たせた配置で、敷地内に生物生息空間(ビオトープ)を設けた池や森を計画。敷地の約30%を緑化する。機械式駐車場の壁面や駐輪場の屋根も緑化するという。
エネルギー設備機器は、こうした緑地の維持管理に活用する。太陽光発電システムで発電して蓄電池に貯めた電気で、敷地内に設置した井戸から水をくみ上げる。井戸水は池などの水源にするほか、植栽の水やりに利用。維持管理にかかる電気代や水道代について、年間180万円削減する。
同時に、植栽の光合成による蒸散効果や木陰による冷却効果などで創出されるクールスポットで、気圧の変化から発生する涼しい風は、パッシブ設計を導入したマンションの各住戸が取りこむ。扉を閉じた状態でも換気できる玄関ドアや通気ルーバーが付いた居室用のドアなどを採用しており、通気性を向上。快適な室内環境を作り出す。大京がLIXIL協力の下、行った検証によると、パッシブ設計の採用で、エアコンの使用量を約31%抑えるという。
また、蓄電池は非常時にはエレベーターや各住戸への給水ポンプなどの非常用電源として機能する。各住戸ではHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)で電気使用量を見える化するほか、エアコンの需要が高い夏場などの電気使用量がピークになる時間帯に節電を要請。それに応じた場合には、電気料金を割り引く。こうした取り組みで経済産業省が推進するスマートマンション評価制度の4つ星を獲得している。
そのほか、共用施設としてカフェテラスやキッチンスタジオなどを設ける。
同物件は都筑区北山田5の17に立地。横浜市営地下鉄グリーンライン北山田駅徒歩12分。専有面積は67~108m2。平均坪単価は201万円。竣工は15年8月の予定。
11月27日現在、問い合わせは約1000件、マンションギャラリー来場は約300組。来場者の平均年齢は40.1歳で地元都筑区と港北区からで6割を占める。事業出資比率は大京が70%、近鉄不動産が30%。





















