知って得する建物の豆知識 124 理想の「間取り」とは? 骨格決めてプラニング 「順列組み合わせ」は素人レベル
住宅新報 2013年11月12日 号 7面
連載: 知って得する建物の豆知識

源氏物語絵巻図より。平安時代から「間を取る」発想があった
販売部数が低下してきた住宅雑誌のカンフル企画が、『間取り特集』です。 間取り図は誰にでも分かりやすく、イメージや夢を広げられるので、住宅建設予備軍に対するアピール度が高いのだと思われます。書店に行くと、いわゆる間取り本が目白押しです。
そもそも『間取り』とは何でしょうか? 歴史的には、平安時代の貴族の館などでは現在の間仕切り壁のようなモノはなく、広い空間を衝立(ついたて)やスダレ、布などで仕切り目隠しをして、弱いながらも空間の独立性を持たせていました。それらを建てる時に用いられたのが、『間を取る』という考え方でした。
『間』は日本語では重要な概念で、『間が良い』『間が抜けている』『間合い』など芝居や語りでの芸の一つです。空間に間を取るということは、大き過ぎても小さ過ぎてもよろしくなく、ほど良い『間合い』が大切であり、これが『間取り』の発祥という説があります。また、『間』は『けん』とも読めますが、これは日本建築の基本的なモジュールである『一間=1820ミリ』を意味しており、これの取り方、組み合わせから『間取り』となったという説もあるようです。























