あのてこのての空室対策 ブルースタジオ 全7戸のリノベ内覧会に100人
住宅新報 2013年10月8日 号 6面
連載: あのてこのての空室対策
ブルースタジオ(東京都中野区)はこのほど、神奈川県鎌倉市由比ヶ浜で木造賃貸住宅1棟をリノベーションした「TERRACE KONA SURF」(全7戸)の完成内覧会・オープニングイベントを開催した。
当日は、同物件への入居希望者など約100人が集結。全戸に入居申し込みが入り満室となった。
同物件は、84年の竣工。築29年の木造枠組壁式構法、地上2階建で、延べ床面積309.98m2。総戸数7戸。JR横須賀線鎌倉駅徒歩10分、江ノ島電鉄和田塚駅徒歩2分の立地。
施工前の入居者は2戸のみ。新築以降、ほとんどメンテナンスをせずに時間が経過し、家主は両親から物件を受け継いだが、何とかしなくてはという思いがずっとあったという。メディアでブルースタジオを知り、今回のリノベーションに至った。
今回、リノベーションのコンセプトは「鎌倉の家族」と「素肌で感じる暮らし」。TERRACE KONA SURFは、家主の自宅の庭を挟んだ位置に建設されている。物件に住む入居者も、家主の家族もまとめて大きな家族として、一緒に素敵な鎌倉の時間を過ごそうというものだ。
間取りは、35.35m2のワンルームタイプ6戸と55.24m2のメゾネットタイプ1戸。ワンルームタイプの賃料は8万4000円から8万9000円。施工前の賃料は7万8000円。メゾネットタイプは11万9000円。施工前は家主が使用していた。今回のリノベーションでは、工事費が約4000万円、設計料が約500万円となっている。
設計を担当した、ブルースタジオの谷田恭平氏は、「家主さんは鎌倉に何十年も住んでいる。新たに鎌倉に住む人にとってもベテランの家主さんに鎌倉を案内してもらうことができ、安心して住むことができる。入居者と家主さんのコミュニケーションを図るためにも、元々駐車場だった場所に大型のテラスを設置した。今後、第1回イベントとして入居者と共に、設置されたデッキテラスで室名札を焼印で製作する予定だ」と語る。
家主は、「建て替えるか、半分売ってしまい新しいものを建てるか、全部売ってしまうか悩んでいた。そんな中、メディアで取り上げられていたブルースタジオを知り、やっていることが今の時代にマッチしていると感じた。デザイン的な面も共感できた。大変満足している。約30年ぶりに息を吹き返すことができ、今後も10年、20年とがんばってもらえそうだ。こだわりのポイントは、デッキテラス。入居者と、自己紹介がてらパーティなどを開催していきたい」と今後の抱負を語った。


























