藤澤雅義の賃貸管理 現場中継 (11) 〝現場知識〟持つ強み 管理会社こそ企画参加を ニーズを間取りに反映
住宅新報 2013年10月1日 号 6面
連載: 藤澤雅義の賃貸管理 現場中継
※今回は、アートアベニュー統括部長の吉野大輔が担当します。
私は、「現場を知る」賃貸管理会社が企画参画する賃貸物件は、「物件力があり、人気の高い」ものになると考えます。不動産オーナーが賃貸住宅を建築しようとした場合、通常直接建築会社に相談することが多いと思いますが、建築会社は「建築するプロ」ではありますが、「賃貸経営のプロ」かというとそうではないケースも多いのです。賃貸住宅にとって「間取り」の企画は大変重要です。それを決めているのは、往々にして建築会社勤務の設計士さんなのですが、では「賃貸の現場」、つまり「入居者の嗜好」といったものをどこまで把握されているかが問題です。よって、我々賃貸管理会社が、もっと積極的に企画に携わるべきだと考えます。
具体的な事例でお話しましょう。図左、図右をご覧ください。図左は、ある地元工務店の設計施工による新築企画でした。収支上、賃貸戸数をなるべく多く確保する必要があり、専有面積が18m2しか取れていませんでした。ご承知のように1Kタイプで18m2では良い間取りにはなりません。「バス・トイレ別」は当然必須なのですが、結果的には肝心の部屋の広さが6畳を切ってしまっています。かといって、クローゼットを無くすわけにはいきませんし、悩ましいところです。























