リノベーション賃貸 実況中継 (中) エイブル(東京都港区) 「自分が居住者だったら」 オーナーと業者の信頼が基盤 〝紹介したくなる〟部屋に
住宅新報 2013年9月3日 号 6面

エイブルの「プチ・リノベ」を実施した住戸。右側が、カラフルなアクセントクロスを張った壁
「夜が明けた感じ」。リノベーション後の内装を初めて目にした時の印象を、オーナーのAさんが振り返る。エイブル(東京都港区)が昨秋から事業化しているパッケージ型のリノベーション賃貸商品『プチ・リノベ』を採用した住戸だ。2LDKで、賃料は従前と同じ8万5000円。工事完了前に契約した入居者は、「デザインが気に入った」と話したという。
Aさんは70代の男性。東京・調布エリアに立地する、RC造3階建ての当該物件を3年ほど前に取得した。それ以降、退去がある度に原状回復を行うことはもちろん、防犯の観点から植栽の配置を見直したり、和室から洋室に変更したりと物件に手を掛けてきたという。一連の判断基準は、〝自分が居住者の立場だったら、どう感じるか〟だ。「賃料をいただくからには、毎日快適に過ごして欲しい」(Aさん)。そのために自分の感覚に照らして、必要なものを取り入れる。
現在は満室で稼働しているものの、物件の築年数は20年を超える。この先空室が生じて長期化する不安も当然あるが、現状を充足させる努力の積み重ねが、そうしたリスクの回避にもつながっていく。























