「CASBEE不動産」既存ビルの環境性能評価 初弾38件を認証 築古でも「S」ランク
住宅新報 2013年7月30日 号 4面
建築環境・省エネルギー機構(IBEC)はこのほど、新たに開発した既存ビルの環境性能を評価するツール「CASBEE不動産マーケット普及版」を使い、「六本木ヒルズ森タワー」や「物産ビル」など38件を評価・認証した。運用後1年以上経過した事務所ビルが対象。今回は円滑に制度を運用していくためのテストケースとして実施した。
認証した38件は、大半が首都圏の1980年~2012年に建てられたビル。最高ランクのSが20件、次ランクのAが18件だったが、築年数や規模による偏りは見られなかった。「今回はテストケースではあるものの、古いビルでも改修や設備交換など手を入れていれば環境性能は高められることが分かった」(同機構)。
CASBEEは建築物の環境性能を評価し、格付けするツールで、用途や目的に応じて数種類ある。「普及版」はその1つで、物件の売買など取引の際の判断材料として活用できるように開発した。不動産事業者や建物所有者、不動産鑑定士などが使うことを想定し、従来のCASBEEよりも簡略化したことが特徴。具体的には、100あった評価項目を不動産価値に強く影響を与える21に絞り、認証までの期間も、従来は2~3カ月だったものを2~3週間に短縮した。






















