紙上ブログ不動産屋の独り言 211 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「客を横取りしないのが私の信条」 お金に代えられない大きな信用
住宅新報 2013年7月23日 号 7面
もう20年来の付き合いがある大工さんから、「今度息子が結婚するので適当な部屋を見つけてやってもらえないか」との依頼を受けた。詳しく希望条件を聞きたいので本人たちに来てもらい、早速部屋探しに入ったのだが、お嫁さんは既に先行してあちこち業者を訪問し、物件の紹介も受けていたようだ。そのうちの1件が実家にも近く、手頃な家賃の2DKだった。車は実家に置けるから駐車場は借りずに済むので、その分が浮くことになる。若いカップルにとっては大いに助かることだろう。
できない相談
管理会社は地元のT社、物件を紹介した客付け業者も地元のE社、どちらも私が懇意にしている業者さんである。お客さんは私に気を遣ってこう言う。「この部屋が良いものなら、こちらから申し込みを入れてもらうことはできますか?」と。有り難い話だが、それはできない相談である。























