点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 第54回 シリーズ「Jリート市場」 〝中長期の視点〟が個人の強み ファイナンシャル・プランナー 北野琴奈氏に聞く
住宅新報 2013年6月11日 号 5面
連載: 点検 不動産投資

北野琴奈氏
点検不動産投資「Jリート市場」シリーズ54回目はCFPファイナンシャル・プランナーの北野琴奈氏のインタビュー後半。実物不動産とJリートの双方の投資から新たな知識が得られるとメリットを語る北野氏に、個人投資家へのJリート投資のアドバイスなどを聞いた。
――実際の運用状況からみた両者の長所短所はいかがですか。
北野氏 現在、東京都内の賃貸住宅の表面利回りの目安は8%以下の水準のものが多く見られますが、それ以上の利回りを求めるとなると立地が悪かったり、築年数が経過していたりして融資が付きにくくなり、必要となる自己資金が多くなりがちです。例えば表面利回り8%で取得した賃貸住宅の実質利回りは6%前後で、ローン返済や税引き後の手残りは2%程度かそれ以下になることもあります。(借り入れ条件、税率による)それ以上の利回りを期待する投資家は、地方なども投資対象にするようになります。そういう状況になると、レバレッジはかけられないが賃貸経営の手間がかからないJリートのほうが選択肢として有望だという見方をする人もいるでしょう。個人投資家レベルでは賃貸住宅がポートフォリオの中心ですが、Jリート投資ではオフィスビルや商業施設、倉庫などにも投資できる点はメリットです。





















